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仏教と人生占い >> 苦集滅道

苦集滅道

苦集滅道

苦集滅道

私たちは、仏教が生活のなかで活用できることを説いています。
活用とは誰もが使っても有効に出来ることです。
そのため、仏教をうまく活用した方は幸せな人生を送る反面、うまく活用できないと幸せな人生を送れないということではいけません。

「苦」とはなにか

これらの苦しみの中心に「私」というものが存在します。
それにもかかわらず、人はその中に自分を配置せず、他人を配置し、まるで他人事のように振る舞い、しまいには他人が苦しんでいるところを見て喜んでいる有様です。
苦しみが他人のところだけにあるうちはまだいいのですが、それが自分のところに来てしまうと、非常に困ることになります。
これについては皆様同じく感じていると思います。

「集」とはなにか

四苦八苦の苦しみは、すべて私達の心が作っているものです。
これらの苦しみから解放されるには、私達の心というものが非常に重要になってきます。
極端ないいかたをすれば、これを理解すれば私達の周りには苦しみというものは出現しないということになります。

阿頼耶識あらやしき」とはなにか

人間は自分の意志に反した行動をとることが多いですが、それは自然なことだと言えます。
しかし、それによって自分のことだけ考えてこの世と関わる為、周りの人は嫌がることもあるでしょう。
それによって、自分にとって苦しい環境が出来、それ自体も第八阿頼耶識あらやしきに入ってしまいます。

「滅」とはなにか

「滅の智恵」について述べます。
仏教とは、決して堅苦しいものではありません。
仏教とは、今を生きるための道具なのです。
人間は生まれた以上、幸せになる権利がありますが、そのための手段としては仏教は大変よいものです。

苦しみから解放されるためには

苦しみを具体的にどうやって解決していけばよいか悩む人も多いでしょう。
まず、最も大切なことは、現実の苦しみは自分の心が生んでいるという事です。
決して他人が生んでいると言うことではないということです。

「道」とはなにか

人間は、もともと心が弱いものです。
その心を穏やかにしていれば病気にもなりにくいのです。
しかし、その心を不安定にするものの代表として、お金があげられます。
今世の中が非常に乱れています。
これは拝金主義の社会になっているからに他なりません。

八正道を正しく実践する

八正道とは、この世が「空」であると言うことが分かった人が幸せになるための実践の展開であると言えます。
全てが「空」であることが分かったひとが正しい実践をすれば、その人は必ず幸せになれるのです。
その正しい実践こそが八正道であるということになります。
それには、正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念および正定という8つの正しい実践の仕方があります。
また、自分を客観的に分析することも出来ます。

「波羅蜜」とはなにか

縁あってインドに行って参りました。
般若心経をこうして、述べられることは大変光栄です。
こうして般若心経についてお話させていただけるというのは本当にありがたいことです。

「輪廻」とは何か

インド人というのは私たち日本人とは違い4000年来輪廻を信じてきています。
輪廻とは何かといいましたら、次も必ず生まれ変わるという考え方なのです。
そして前世において、いま生まれているところにおいて、良いことをして善行をした人は良いランクになれる。
悪いことをした人は悪いランクになる。
それが六道というものでつながっているのです

人生に対しての心構えを持つ

いま、いくら良いことをやってもこれは何の為になるんだと思う方がいます。
しかし例えば来世があるのなら、今やっていることが、来世に対して豊かな世界への貯金であると思うことができます。
もう一つの見方は、人は現在よりも来世の方が、これからのほうが長いのです。
ですから、そこから人間を修行して来なさい、と言われて修行の場として、人間としてあると思うことです。

貪瞋癡とんじんちとは何か

貪瞋癡とは何か言うと、貪(むさぼりの欲望)これは範囲が大変広いです。
仕事上におけるむさぼりの欲望、友人関係におけるむさぼりの欲望、家庭内におけるむさぼりの欲望、こういうものは肉体的にも精神的にもいろいろあります。物欲にもむさぼりの欲望が多い人がいます。愛情を一杯もらいたいと思ってむさぼる人もいます。むさぼりの欲望はとんといいいます。これは、人間の中に基本につくっている欲望なのです。これは物欲でも精神欲でもあり、周りのこともいろいろ含まれています。

お釈迦様の有難い言葉を聞く

貪瞋癡(とんじんち)を止めるには、お経というのは法ですから、お釈迦様の有難い言葉をこれから聞くことです。
しかし、その前に必ず唱えるのは、開經文です。

「摩訶般若波羅蜜多心経」とは

「摩訶般若波羅蜜多心経」を経題といいます。
般若と心経を取って般若・心経であり、本当は「摩訶般若波羅蜜多心経」という長いお経なのです。
それを縮めていっているのです。
もっと縮めると心経という言い方をします。
心経といえば般若心経のことです。

凡夫と菩薩そして仏

「摩訶般若波羅蜜多心経」というのは偉大なる知恵の完成の真髄の繋がったものであるということです。
これが般若心経です。
この般若心経は題一章のところで終わらせてしまいますが、第一章というのが大変重要なところになってきます。
最初の巻頭ですが「觀自在・・・・」般若心経は全部で274文字しかないのです。
その中でも最初の25文字で全ての結論をいっているのです。

六波羅蜜を実践する

「觀自在菩薩」を観音様と第三者に捉えると、これは一切この話は他人行儀になってしまうのです。
「觀自在菩薩」を「私」と捉えるのです。
私達が一切の苦しみ悩みを渡りたければ、六波羅蜜を実践することなのです。
六波羅蜜を実践すると何が分かるかというと、この世の全てのものが空だという事が分かります。
この世の全てのものが空だと分かった時点で悟りの世界に入れるのです。

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