幸せをもたらす法
幸せをもたらす法(基礎)
心理学的見地から
仏教は幸せや成功をもたらす事を目的にしているのです。
人生占いも同じです。お不動様の教えを通し、護摩祈祷という修法により、みなさまの幸せを願っています。
また、いまはカウンセリングや占いカウンセリングを言うのでしょうか。
そんな言葉がでてくるまえから成田山仙台分院では「相談」といった形を取り、相談事を専門にできる方を置いて解決の道をさぐったり占いもしています。
幸せを求めるのは皆さんも同じですし、私たちも皆さんの幸せを願っており、同じ幸せの方向を向いています。
そのための人生占いなのです。
多くの方は、寺院といえば葬式、またおみくじ占いくらいしか仏教とは縁がないかもしれません。
しかし、お釈迦様はもともと仏教で人々を幸せにする事を説きました。
われわれは漠然とであるとはいえ、誰でも幸せになりたいと思っていますが、ただ漠然としか考えていない人が多く、深く考えている人はごくわずかです。
いくら努力しても状況が改善されないだとか、自分は不幸なのになぜあの人だけが幸せなのかと考えている人や幸せな人とそうでない人との差はいったいどこで出てくるのかと思う人は多いでしょう。
ここではその理由を明かすと同時に、人生占いにより幸せになるための方法を提示します。
そもそも幸福度の差は簡単には説明がつきにくい事柄ですが、最近行動の仕方によって違ってくるという事がわかってきました。
まずそれには一定の法則があり、自分が思っているとおりに世の中やまわりの環境が作られているという事です。
これを念頭に置いた上で幸せになるための方法は、自分の願望や思いを鮮やかにイメージした上で、そのイメージしたものを言葉に置き換えて、となえるのを毎日する事です。
それをする時間は寝る直前または朝に目がさめたときが適切です。
この方法は潜在意識にその願いを注入することでそれを発展していくという形をとります。
そして、同じ動作を繰り返すとその願いは自然に実現に向かっていくことでしょう。
もっとも、これは科学的にはありえないため、理論的な裏づけが必要になり、この方法をとるとなると、潜在的な部分が非常に重要となります。
よく「潜在能力」と言われますが、その象徴たる心の中はかなり強い力があり、その強い力を幸せのために使わない手はありません。
この潜在意識をうまく使うか否かによって幸せになるか不幸になるかの違いが生じてきます。
人生をうまく乗り越えている人は意識的であるかどうかは別として、そうすることが自然に身について、逆にうまくいかない人は仮に実行していたとしても消極的方法でしかやっていません。
これは、気持ちの持ち方によって結果が変わっていくことの表れなのです。
この潜在意識というものは心とは違うものです。
普段、心だとか気持ちだとか表現するものは顕在意識というものを指し、潜在意識とはその下にあるもので、見えることはほとんどありません。
しかし、これは非常に重要なもので、無意識のうちに意識をコントロールするということで人間の存在をつかさどる働きをしています。
それだけでなく、さまざまな記憶を溜め込んでいくこともできます。
この両者の関係は、潜在意識が顕在意識に働きかけることで行動をコントロールするという図式が成り立ち、われわれの思うことを実現するということになります。
それは長い間漠然としか捉えられていませんでしたが、このことの分析が進んだのは19世紀中ごろで、その分析の先駆者はフロイトでした。
まず、その人の本音を顕在意識に刻印するとその内容が現実世界に現れてきます。
本音が現実になってしまう以上、自分がよい方向に進むためにはよい種をなるべく多くまくことが必要です。
イメージ
幸せになる人もいれば不幸な人もいる事の唯一の理由はその両者の間ではイメージの刻印の仕方が違うということです。
人は意識的に使っている人と無意識的に使っている人と本来あるべき姿とは逆の方法で使っている人がいますが、その違いで未来はまったく変わってきます。
しっかりした正しい方法で使っていかないと悪いものを受け入れてしまうのです。
なので、常によい方向に考えるという事が必要になります。
逆に、悪い方向に思っていくと本当に悪い方向に物事が運んでしまうのです。
ところが、人間は弱いものでたとえば「悪い方向に向かっていってしまったらどうしよう・・・」などと、マイナスのほうへとイメージしてしまうもので、しかもそれを納得してしまうとそのマイナスの考えが現実のものになってしまうのです。
とはいえそうなってしまっては困るので、いい方向にしていかなければなりません。
そのための方法としては、リラックスした状態で祈りの言葉を唱えながら願望をできるだけあざやかにイメージします。
たとえば夫婦の仲がうまくいってない場合は、夫婦が仲直りしているところをイメージすればよいでしょう。
もしもイメージしづらいことが願いであればたとえば写真などを見てイメージをふくらませたあとにやってみるとよいでしょう。
今悪い事があって思い悩んでしまうとどんどん心配な方向へといってしまうので、そうするのではなくその状況が改善された後の事をイメージした方がよいでしょう。
あとは自分の潜在意識がそうなるためのシナリオを書いてくれるので、そこからよいほうへ物事がすすんでいきます。
次に、地上の生物の中で祈るのは人間だけです。そして、本当に困ったときは祈らざるを得ません。しかし、するべきなのはそうではなく建設的に祈りの言葉を取り入れすることで幸せになる事が可能になります。
そもそも祈りの言葉は願いを補完する物であって、そのイメージした願いを心の中に強烈に焼き付けるものにほかなりません。
ところが、人間は表面にある鼻や目など五感作用からイメージを送ろうとはしますが多くの場合ではうまくいきません。
そこで、まどろんでいるときなどリラックスしているときにイメージを送ると潜在意識にあったものが表面に現れてきます。
そのイメージを一回やるだけでおわりにするのではなく何度もくりかえします。
まずは一人称を使う祈りの言葉を作り、感情を込めてイメージを送ることを何度もくりかえすことでそのイメージが現実になります。
これで幸福、成功、平和というものがもたらされますが、闇雲にやっても効果は出ません。
そして、積極的で肯定的な言葉を用いることと、今現在よくなりつつあるという風に念じること、また、本音しか言わないことに留意してください。
ちなみに、リラックスしたときがいい理由は顕在意識が弱いときほど潜在意識に刻み付けるのをやりやすくなるからです。まどろんだときなどはまさにその代表例です。
今回最も大事なことは「心がすべてを作る」ということです。
華厳経という仏様の言葉をお経にしたものに書いてあることはすべてのまわりの出来事は私自身が作っており、もしけがれた心で人に接すれば苦しみがその人に降りかかり、逆に清らかな心で人に接すればその人に福徳がつきしたがうということです。
このお経は古いお経ですが、わかりやすいお経で、多くの人に読まれています。
世の中には幸せな人もいれば不幸な人もいます。
しかし、これこそがその原因といえるものです。
そうなので、さきほどの方法をうまく活用して幸せになる道をみなさんには歩んでもらいたいと思います。
意識
ツキのある人生を幸せに生きるためのコツについて説明します。
われわれは幸せだと感じるときとそうでないと思っているときとがあり、多くの人は後者のほうが多いと感じて「自分は努力して意識しているにもかかわらずなぜ良くならないのだろう」と感じている方もいるでしょう。
その中でも、ほかの人は幸せなのに自分はそうでないという事について疑問を抱いている人は多いはずで、その理由は実は非常に簡単なものです。
それは、冒頭のコツをうまく使いこなす事です。
私も同じです。
お不動様の教えを通し、みなさまの幸せを願っています。
また、悩みというのは、人により受け取り方が様々です。
同じボールを投げてもうまくキャッチできる人もいるし、それにあたり倒れる人もいるかもしれません。
それだけ、人により受け止め方、心の意識の深浅は計り知れないものがある。
いまはカウンセリングという言葉がありますが、私をはじめ、寺院では「相談」といった形を取り電話を使い、人生占いを通じ相談事を解決したりしています。
ただし、幸せに生きるにはコツがあります。
そのコツには、正しいコツと間違ったコツの二種類があります。
その正しいコツとは単純でわかりやすいがゆえ、実践しやすく、かつ万能であるだけでなく意識効果も抜群であるものです。
ただし、それとは正反対のものもあるので注意が必要です。
それを見分けるための基準とは複雑でわかりにくく、実践しにくいもので、効果がほとんどないかあったとしても部分的にしか効果がないとか特殊な状況下でしか意識効果を発揮しないものではないか注意してみることです。
いうまでもなく、使いこなすべきコツとは前者の正しいコツのほうです。
このコツとは、どの状況でも使えるため、日常のあらゆる場面で使ってみるとよいでしょう。
これを大きく分けると三つあります。
それは、プラス意識思考をすること、ついてる人と付き合う、そして怒らず、悲しまず、恐れないことです。
この三つを実践するだけで幸せになれるでしょう。
人生占いが実践のお手伝いをいたします。
まず、プラス意識思考をするということについてですが、人間は生きていると「もしこうなってしまったらどうしよう」など思い悩み、悪い意識方向へと考えがちになって行きます。
これがマイナス意識思考だといえますが、そうではなく明るく前向きかつ積極的に考えていくべきです。
世の中には常に楽天的で何が起こってもマイナスには考えない人がいますが、そういった方を手本にするとよいでしょう。
なぜそのようなことが必要かというと、人間には自分が考えていたことが実現するという人間独特の性質があるからです。
このことは、マイナスの方向にばかり考えてしまう人はそのとおりになってしまい、プラス意識思考の方はそのプラスの方向に物事が進むことを意味します。
できればそのプラスの意識は確信を持ちながらあざやかにイメージするのがいいでしょう。
特に寝る直前にイメージしてみると効果があります。これは毎日実行すべきです。
人生占いを継続することで実行できるようになります。
人間の心は氷山のようになっており、普段自分の心だと思っているのはほんのすこしだけ出ているだけの顕在意識と呼ばれるものです。
つまり、自分の心だと認識しているものは全体から見ればほんのごく一部(実際は一割くらいだといわれています)でしかありません。
人間は自分ではこの部分だけで考えていると錯覚していますが、実際は潜在意識と呼ばれるそれ以外の大部分も含めて考えています。
その潜在意識は普通は表面には現れません。
潜在意識で思ったことを顕在意識に受け渡し、それが実現するという結果になります。
また、潜在意識の中には記憶から消したい過去の出来事も含まれ、そういったものは普段生活するときは何かで覆われて見えないようになっています。
しかし、まどろんだときはすべてが開き、潜在意識が表面に出やすくなり、顕在意識から潜在意識に伝達しやすくなります。
そのようなときに願い事を強く念じるとそれが実現します。
この潜在意識にはすごい力があり、最近の科学や心理学でもその力の強さがわかるようになってきました。ジョセフ・マーフィーという思想家は良いことも悪いことも自分が納得すると現実化してしまうと言うことを説いています。
たとえば、余計な心配をするとその危惧が現実のものとなり、逆にすべて良い方向に考える癖をつけると人生が円滑化するということです。
そのなかでプラス発想することを習慣化させることで潜在意識からプラス発想が起こるようになれば本当に物事はすべてうまくいくようになります。
だからこそプラスの発想をすることが大事なのです。
ツキを呼ぶ方法
いかに成功の糸口になるツキを呼ぶ方法を身につけるかという事ですが、まずはツキとは何なのか、呼ぶ方法は何なのかを明らかにしておく必要があります。
このツキというものは自分で呼ぶことや自分で作り出す事ができるもの。
そして、そのツキをうまく呼ぶ方法が身についたら それにうまく乗り、それが逃げていかないように持続させる事が大事です。
呼ぶ方法のひとつはついている方と付き合えば自分にもつきが回ってくるので、その方からツキをもらうという方法です。
ところが、自分はついている方と付き合いたいと思っても向こうはついていない方と付き合うとツキがなくなってしまうから自分とは付き合ってくれないという事になってしまうこともあるのです。
解決策方法は、そういった方たちに振り向いてもらうために自分の得意なものや好きなものを探してそこを伸ばしていく方法です。
決して不得意なものを直して得意にしようと思ってはいけません。
なぜなら、それらはなかなか直らない上に、それを繰り返すばかりではつきがまわって呼ぶ事ができないからです。
多くの人は方法を誤りそうなってしまっているのが現状ですが、そうするのではなく好きなもの、得意なものを探す方法のほうが得策です。
なぜなら、その好きなものは自分にとってついているものなのでそれを伸ばす事で自分をついている状態に持っていくことができるからです。
そうなると不思議なもので、悪いところや不得意なところも少しずつ直っていきます。
それとは逆に悪いところを直そうとすると萎縮してしまい、良いところも悪くなってしまう。これらの方法に留意し、ツキを呼ぶことによりよくしていけば他のついている方が自分のところに来てくれるようになり、さらに自分のツキを高めていく事が可能になります。
人生占いによりツキを高めることができます。
ここで非常に重要なことは、長所だけの方はいないことを念頭に置くことです。
人は他人を見るとき悪いところを探してしまい、良いところを探すのが難しい傾向にあります。
もし良い方がいても欠点ばかり探していけばその人に近づこうという気分ではなくなってしまうので、できるだけ相手の良いところを探していく努力をすべきです。
そして、その人と付き合う際は相手の長所とだけ付き合って、短所とは付き合わなければ、相手のいいところだけ得ることができ、ますますツキ呼ぶことができ運気が増して幸せになれるのです。
たとえば、欠点は指摘せずに長所だけほめるという方法がいいでしょう。これもつきを呼ぶことができます。
熟練した方だと相手の欠点には自然と目が行かなくなり、素直でやる気があって、謙虚であり、他人に依存しない、簡単にあきらめないという状態をキープした方は特にこれがやりやすくなります。
ツキは人相に反映します。ついているひとは人生が向上し、その結果人生が良くなり、人格が明るくなってすべてに対し肯定的になり、人を呼ぶひきつける魅力が出てくるのです。
そうなるとますますツキのある人が寄ってくるのでさらに良くなります。
これは、何も人だけではなく会社などにも当てはまります。
最後に怒らず悲しまず恐れないという方法があります。
この中でたとえば怒ると言う行為をするとツキが呼ぶことができなくなります。
その理由は怒ったところを見るとまわりがおどろき、その人からはなれていってしまうので、先ほど挙げた「ツキのある人からツキをもらう」という方法が不可能になります。
また、怒ると体の中に毒物ができます。
怒った人の息をマウスに注射すると神経過敏になり、最悪死んでしまいます。
つまりそれほど、怒ると体から悪いものが排出されるということです。
また、悲しんだり恐れてもこれらの事と同じような現象が発生すると同時に、恐れるとその恐れたことが現実になるため、やはりツキを呼ぶことができなくなってしまいます。
このように、ツキを呼ぶ人生で幸せな生活を送る方法は存在します。
それをするためにはプラス思考、ついている人間と付き合う、怒らず悲しまず恐れないという三点ができれば可能になるので、少しずつ始めてみてはいかがでしょう。人生占いで三点に気をつけ幸せな生活を送りましょう。
鏡の原理
幸せになるためにはある程度コツをつかむ事が重要です。
これにより時間的、労力的部分が節約できます。
これは理論だけ学んだだけではだめで、実践して初めて役に立つのです。
そのコツの中には良くなるコツと悪くなるコツ、効果があるコツとないコツのそれぞれを組み合わせると、4種類のコツがあり、いうまでもなく私たちが習得すべきなのは効果があってよくなるコツ。
そのようなコツとそれ以外のコツの見分け方は単純であるかどうかです。
それはわかりやすくて実践しやすいものなので、見分けようと思えばさほど区別は難しいわけではありません。
なぜなら、それ以外は複雑でわかりにくいものだからです。
「鏡の原理」というツキのある人生を生きるコツのうちのひとつについて解説します。
この原理とは人間の言葉や行動は良いものであるか悪いものであるかに関係なく鏡に写っているもののように自分にはねかえって来るという事です。
たとえば相手に意地悪をすればその人から鏡のように反射され相手から仕返しをされてしまったり、会話の途中でこちらがケンカ腰になれば相手もそうなります。
逆に、相手に優しくすれば鏡に映ったように相手から優しくされます。
それで相手といい関係を築こうと思えばまずは自分から相手に近寄り親しくすべきなのです。
また、相手から何もされたくなければ鏡の法則のとおりその相手に対しては自分がされたらいやだと思う事はすべきではありません。
もし、ほかの相手に対して不満があって愚痴をこぼしていたら鏡に映り相手も同じ事を言っていたという事はよくある話です。
これはいわば合わせ鏡のようなもので、その二人がこのまま同じ感情を抱き続けていたらその感情は鏡に反射しつづけ増幅していくだけです。
逆に、愛し合っている夫婦がお互い相手の事を大切に想う状態が続けばその心が鏡に反射して相手といい関係を長く鏡に反射し続ける事ができます。
これをやり通すのは意外と難しいかもしれませんが、これを毎日実践する事こそが幸せな人間関係への第一歩です。
この鏡は、何も行動だけに限りません。
もし相手に対して悪い感情を持っていたらその相手も同じ感情を持つという事は良くあります。
こういう形でも鏡の原理は現れてきます。
また、これは人間だけでなく動物や植物にも鏡の原理は当てはまる事が多いのです。
犬や猫でもかわいがって育てていれば相手は素直に育ったり、植物を丁寧に育てていたらよく成長するという事や、電化製品を丁寧に扱っていたら長持ちした経験をした人は多いでしょうが、このことは人間以外の相手(もの)でも鏡反射する事があるという事を如実に表しています。
それだけでなく、大事にすればするほど物は自分のところに集まるようになり、そして、そのような人のところにはお金や友人がたくさん集まるようになります。
また、人は何か悪い事があると多くの場合はその原因を相手に求める傾向がありますが、実際はその原因は自分にある事が多いです。
なぜなら、自分に何か悪い事があったり、人からいやな事をされた場合の原因は自分の怒りや憎しみを周囲に撒き散らし、いわば「不幸の種」のようなものをまいている事が多く、それは当然のごとく自分に降りかかるものだからです。
まずは自分の態度を振り返りどの自分の行動に原因があるのか分析してみて、そこから変えるのが得策です。
このように、鏡の原理とは、われわれの行動があたかも鏡に映ったがごとくはねかえってくるものであるといえます。
相手に悪い感情を与えないようにしていこうとするのはもちろんのこと、もっと相手のために慈悲の心で積極的にお役に立てるように行動することが大事です。
これは、もちろんできるだけ多くの人に対して向けられるべきでしょう。
私たちはひとりで生きることを考えていることが多いのですが、それでも人間関係を切りはなして生きることはできません。
私たちは幸せになるために生きていますが、鏡の原理を適用すると自分が幸せになるということはまわりの相手も幸せになるということであると同時に、自分が幸せになるためには相手の人が幸せにならなければならないのです。
そのためには慈悲の心を相手に投げかけるということが必要になりますが、そのような行動をとる人が一人でも増えていくとはじめは自分ひとりだけの幸せしか成り立ちませんが、その自分の幸せが多くの人に鏡反射して結果的には社会や家庭など多くの人で構成される共同体全体の幸せが成立するようになります。
仏教では「慈悲」というものをすべての人を大きく包み込む愛情と定義しますが、それはもともと自分ひとりが幸せに生きたいというささやかな願いを起点としてこれと鏡の原理を組み合わせることによって、全体がよりよくなるきっかけになりうるものです。
これを念頭において鏡の原理を使い幸せへの道を探求してみてください。
みなさまの幸せを願っています。
また、カウンセリングを通し、そのことに気づきいてもらうことがはじめの一歩だと思っています。
それには根気良く気づくまで様々な形でお付き合いし(私はお不動様が本尊ですからその教えということになります)皆さんの幸せを願っています。
私も皆さんの幸せを願っており、同じ方向を向いています。
鏡の原理を用いれば、良くなって行きたいみなさまと良くなって欲しいと願っている私との鏡の相乗効果で、お互いがどんどんプラスになっていきます。
そこに、お不動様のお力や教えといった尊いものが加わり、みなさまが、なお幸せになっていくよう願っているのです。
人生占いが幸せの実現にむかう一助になります。
幸せをもたらす法(応用)
占いと私
多くの人は幸せになりたいと考えています。
今幸せだと感じてはいても、もっと幸せになりたいと思っている人も多いでしょう。
寺社仏閣本来の役割はお葬式や法事などの葬送儀礼的行為を行う事が目的であってはいけなくて、お釈迦様の智慧に基づき人々が幸せになるように奉仕する事です。
本来の役割は、仏教を広めるために建立されたもので、仏教を一言で表すと「お釈迦様の智慧を説いた教え」です。
それを用いて幸せになるための方法を実践させる事で人々を幸せにする事がお寺の本来の私達の役割なので皆さんに幸せになっていただきたいのです。
仏様の教えは時代が下っていくとすこしずつ変化していき、そして中国に伝来するようになると護摩祈祷が一部の密教で取り入れられるようになり、それが日本にも伝わるようになりました。
そして、私のように、護摩祈祷を行う事が幸せにつながる事になりえるのです。
具体的には護摩木に自分の今のお願い事とお名前を書いてそれをご祈祷の際に燃やすのです。
それがたとえば私ではお不動様に直接届き、願い事がかなうのです。
それでは、幸せになるための方法を伝授していくのですが、その前にこまったことや辛いことには何があるか具体的に述べていきましょう。
限りなくあるつらいことの中の代表例のうちのひとつとして挙げられるものとして病気があります。
まず、人間の体は若いときはまだよいですが、年齢を重ねてくると体がおとろえてきて非常に病気になりやすくなります。
病気でつらくなるとそこばかりに意識が集中するあまり、他のところに神経が行かなくなってしまい、その結果自分が本来やるべきことがやれなくなってしまいます。
病気というものはとてもつらいもので、誰もが避けて通りたいと思っていても、結局は誰にでも訪れるものです。
ところが、これはいざ病気になってみると、つらいと思っていても治ってしまったり、また自分が最近まったく病気にかかっていないということになると、さも他人事であるかのようにふるまってしまいます。
しかし、それでもやはり逃げられない以上、実際になってみるとやはり苦しむことになってしまいます。
また、苦しみの中では子供に関するなやみがあります。
たとえばよい学校に入ってもらいたいと思っても入ってくれないから困ったり子供が社会的な問題を起こして困ったことになったり、子供の結婚の問題で悩んだりなどかなり気苦労が多く、大変だと感じている親は多いでしょう。
それ以外の苦しみの例としては人間関係があげられます。
いろんな人と出会っていけば「あいつさえいなければ &helliip;」とか「あいつがどこか別のところに消えてくれればいいのに &helliip;」と思う人に出会うことも多いでしょう。
このようなことは例えばちょっとあいさつだけしてそれ以上は付き合わないといった関係のさほど深くない人との間ではあまり起こりませんが、関係が深くなって、利害関係などが生じてくるとさまざまな問題が生じやすくなってきます。
これについても自分に関係があれば苦しむにもかかわらずに、それが自分に関係ない状態だとさも他人事のようにふるまえてしまいます。
これについては他の苦しみにも同じことが言えます。
それ以外にも、得たいと思っているものを得ることができない苦しみがあります。
このように、生きている以上悩みや苦しみというものは限りないといってよいほどたくさんあります。
仏教の世界では「地獄」という表現を使うことがよくありますが、この地獄とは何も死んだ後にしかないものであるというわけではなく、生きていることが苦しみに直結している以上、この世の中そのものが地獄であるという言い方もできます。
心
私たちはそのつらい世の中でさまざまな心の悩みや苦しみを通じて現世で修行をしているのですが、そのようなものをどのようにして幸せになる方向に転換させていくかといった事が重要になります。
まず、仏教は仏様の心の教えを伝える事を目的としてるのです。
われわれは日常生活の中では「仏様」といえば死んだ人であるとか、木で出来ている仏像の意味で使われてる場合があるが、仏教の世界では「仏様」とは紀元前5世紀に古代インドの「シャーキャ族」という国で活動し、仏教を作りそして説かれたお釈迦様の事を指す場合が普通です。
お釈迦様はもともとは非常に裕福な王国の王子としてお生まれになり、結婚して子供もおられました。
しかし後に「なぜこの世の中は地獄のような苦しみになっているのか」と考えただけではなく、「この世の中を何とか良い方向に導いていかなければならない」と心の中で考えるようになりました。
そうしてるうちに29歳になって出家する事になりました。
この際には王国も財産も、そして妻子をも一切捨てて一人で6年間修行(かなりの苦行であったと言われている)をしていきました。
そうしているうちにインドのブッダガヤと言う場所で35歳にして悟りを開くに至り、その悟った内容をインドの各地を歩きながら遊行という形で45年間も布教して広め続けたとされてるのです。
その教えをもとに日本でもさまざまな宗派が作られていますが、もともとは同じところからきているのです。
あれから約2500年もこの教えはずっと続いています。
もしもこの仏教の教えが華奢な存在だとしたらこのように長く続いてるはずがなく、このように非常に長く続いてるということはこの教えは非常に深いものを伝えているということなのです。
まず、この仏教の教えが何かという話になると、深い教えであるということでかなり多くの事柄を伝えようとしているものだと考える方もおられるかもしれません。
しかし実際はそうではなく、それは「お釈迦様が何を悟られたのか」というたったひとつのことだけです。
そのお釈迦様が悟られた内容とは「縁」というものについてです。
「縁」について一言であらわすと、この世のものはすべては実体がなく心のかかわりあいでできてるということです。
このことはつまり、実体のないまわりの出来事は自分のまわりとのかかわりあい方しだいでかなり変化してくるということを意味し、まわりの人との関係も当然それによって変化するし、環境も自分のかかわり方しだいでがらりと変わってくるのです。
「縁」たる存在であるこの世のまわりには友人や仕事などさまざまなものがあります。
この世の中心には自分自身がおり、周りの環境はその外郭部分に過ぎないため、自分の態度しだいでこの世は変わってくることになります。
人生占いでは「縁」を解明し幸せに導きます。
ひとつよくあるたとえを紹介しましょう。
自分がこの世の中に汚れた心でかかわると苦しい環境ができあがってしまうものです。
たとえば嫁や姑に対し邪険な心で接するとそれはかならずといっていいほど相手からもまったく同じ心で返ってきます。
なぜなら、こちらがそのような態度をとれば向こうはイラッと来るため向こうの心も同じ形に変化しやすくなってしまうからです。
このように、まわりの環境はかかわりあいでできている以上それ次第でいかようにも変化してしまうということなのです。
それについて気をつけようと思っても実際は人間は生まれたときから悪い心でかかわりあい、本能が自分の立場を擁護する習性がついているため、うまくいかないことがあります。
悪い態度やけがれた心の代表例としてはこのホームページの他の項目も参照されている方はよく理解していると思うのですが、貪瞋癡(とんじんち)といういわゆる三毒と呼ばれるものがあり、これでかかわると環境が悪くなって苦しむことの原因になってしまうのです。
まずは「貪(とん)」というむさぼりの心で、たとえば財産があってももっとほしいというような自分が悪い心で接すればまわりも悪くなってしまうということは逆に言えば今の現状が悪いと思う人はその悪い態度を改めればまわりの環境もいい方向に変化していくということになります。
次の「瞋(じん)」とは、怒る心やヒステリーのことを言います。
人はなぜ怒るかというと自分の思うように行かないからです。
それで頭にきて、何とかごり押ししようと思うからそれが怒りという心になってしまいます。
人は自分の思うようになってほしいと思っていますが、なかなか思うように行かないのが現状なので、それが直接的な怒りの原因になってしまいます。
そして、「癡(ち)」と呼ばれる、なまける心という人間の本能にあるねむりたいとか休みたいという心の親玉のような心があります。
この心は生まれながらにだれからも教わらなくても自分の心の中に存在します。
これらの心で他人とかかわることがありますが、その他人はそういった心でかかわられることを非常にいやがります。
たとえばこちらが怒った態度で接すると相手も怒り返します。
それがこちらにも反射し、こちらの怒りもさらに増幅されるため、かぎりなく激しい大ゲンカになってしまいます。
相手の幸せ
貧瞋癡(とんじんち)を止めるための方法をお釈迦様は解明しました。
まず、仏教とは「慈悲の教え」(ちなみに、キリスト教は「愛の教え」)であると一般的にいわれているが、この「慈悲」とは、相手の幸せを心から願い、相手に楽をさせてあげるという事と同時に相手が苦しんでいればその相手の苦しみをなくしてあげる事で、それでその相手が幸せになったらその事を相手と共に心から喜ぶ事です。
人生占いも実践される方の幸せを心から願い進めていきます。
多くの人は相手を助けたら口には出さないものの長いあいだ頭の中に残っているものです。
もし残ってしまっていたら相手を助ける事を自分が見返りをもらうためにやるためになってしまう為、その記憶を頭の中から消す必要があります。
それを慈悲喜捨(じひきしゃ)といい、四無量心と呼ぶ場合もある。
また、もうひとつの方法として四摂法といい、お釈迦様が迷える人たちを救うために教授する4つの方法が存在する。
それは布施、愛行、利行、同事で構成されており、まずは「布施(ふせ)」について解説しましょう。
この布施とは相手にいろいろなものを与える事です。
通常この言葉はお金をあげる意味で使われる事が多いですが、ここではそれだけでなく物をあげるだとか、体でする布施や言葉による布施などさまざまなものがあります。
次の「愛行(あいご)」とは、やさしい言葉をつかって相手に親切に話しかけ幸せにする事です。
なぜなら、人は相手からこのように話しかけられることほど心がなごみ幸せになる事はないからです。
「利行(りぎょう)」とは、相手の利益を考えて仏道に入る様に誘導していく事です。
そして、「同事(どうじ)」とは、相手の幸せを自分の幸せである様に自分と相手を同じくらい思いやる事です。
人生占いを実践される方が幸せだと私も幸せです。
このような心でかかわっていくと幸せがやってきます。
ですから、汚れた心で相手にかかわるのではなく、清らかな幸せな心でこの世の中とかかわっていって幸せをつかむべきです。
この様に、この世の中は自分のかかわり方ひとつで幸せに生きる事ができるということです。
一見すると相手がさまざまなものを運んでくる様には見えても実際は自分自身が運んでくるため、貪瞋癡(とんじんち)と四無量心、そして四摂法を頭において行動すべきでしょう。
たとえば、自分自身の怠ける行為が不幸せを運んでくるということになります。
だからこそ、「あいつがいなければ」と思っていても、仮にその人がいなくなったところで同じようなことが起こることに変わりはありません。
なぜなら、自分に問題がある以上、また同じような相手は必ず現れるからです。
逆に、それをやめれば同じような人は現れにくくなるため、幸せに近づくことができます。
また、相手も喜ぶため、相手からもいいものをもらいやすくなり、それが幸せになることにつながります。
このように、幸せになるためにはいろいろなことに気をつけなければなりませんが、このことは一種の修行のようなものであるといえます。
修行というと朝早く起こされて水をかぶったり座禅を組むような自分の直接苦痛を与えることを通じてやるものを連想される方が多いかとは思いますが、必ずしもそれだけではなく、普段生きていることこそが修行でもあります。
だから、貪瞋癡とんじんちのある汚れた心で生きるのを慈悲喜捨などの幸せな清らかな心で生きることに転換させることも修行です。
なので、その意味での修行をやってみればよろしいかと思います。実践を継続することが修行となります。
このように、私自身のかかわりあいによってこの世界は出現するといえます。
ところが、汚れた心は生まれたときから備わっているため、最初は幸せな清らかな心でこの世と接しようと思っても数日するとそれを完全に忘れてしまい、長続きしないといったことがあります。
そのため、この幸せな清らかな心で接するという方法も完璧ないわば特効薬だというわけではありません。
それゆえ、少しずつでいいのでできるだけ長続きするためにはどうすればいいか考えながらやってみると良いかと思います。
このような考えができればまわりがどうなっているか簡単に予測がつきますが、普通はこのような発想はできません。
特に自分で一から考えることは至難の業ですが、これは先人が考えて今になってでも伝えられているものなので、一から考える必要はなく、それを有効活用すれば済むだけの話です。
これは2500年前から伝えられているもので、そもそも偽者であればこれほど長く続くことはありえないため、これは非常に有効であるといえるでしょう。
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